障がい計画相談員
理想とする医療的ケアの実現へ
障がい計画相談員
橋本美香
Hashimoto Mika
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私は長い間、医療現場で働いてきました。 最初は高齢者のケアからスタートしましたが、次第に医療児のサポートにも興味を持つようになりました。医療児さんたちのために特別なケアを提供したいと思うようになったのです。

医療児さんたちは、異なる加算を必要としています。就労支援だけでなく、重度の障がいを持つ方や、意思疎通が困難な方々にもサポートを提供したいのです。彼らはAL2といった支援技術を必要とするかもしれません。彼らの行き場がなく、自己呼吸器を使用したり、コミュニケーションが難しくなったりする人々と関わることで、そんな計画を実現したいと考えています。

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子供たちの医療ケアは見えない部分が多いものです。 ALS(筋萎縮性側索硬化症)の方々と関わる中で、心が痛むような出来事も多くありました。ショートステイとはいえ、24時間見守ることができない現状にも悩まされました。

特に子供たちを預かる場所がないという問題がありました。冠婚葬祭などの行事にも参加することが困難でした。しかし、その中で私は彼らのお手伝いをする機会を得ました。人工呼吸器を使用している子供たちを見て、彼らについてもっと知りたいと思いました。

私は児童さんたちのお風呂の補助も行いました。現場でなければなかなか経験できないことでした。特に重度の方々との関わりは私にとって大きな意味を持っていました。事故で植物状態となり、意思疎通が本当にできない状態の方々に触れることで、自分がどういうケアを提供したいのかというプランも見つけることが難しかったのです。

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末期がんを患っている方々にもお世話をする機会がありました。 ホスピスでは吸引や入浴のサポートを行いました。年齢とともに認知症が進行している方々は、私自身もおかしな面や変化に触れることがありましたが、この仕事が好きだと感じました。

幻覚を見る方々への医療ケアも取り入れたいと思っています。将来のある子供たちや、自宅にいることが多いけれど、学べる場所や様々な経験ができる機会があればと願っています。様々な人々と関わりながら成長していけるのです。学校も大切ですが、より個別な対応が難しい側面もあるのです。

亡くなった方々のお風呂のお世話も担当しました。きれいに整えて化粧をしてからご家族に引き渡すと、喜んでもらえることもありました。

私は医療ケアを通じて、人々に寄り添い、彼らの日常に温かさと心地よさを提供したいと願っています。医療現場での経験から学んだことは多いですが、まだまだ成長しなければならないと感じています。これからも学び続けながら、利用者さんたちの側に寄り添い、彼らにとっての最高のケアを提供していきたいと思います。